ブラインドタッチの習得において、どのサイトでも「ホームポジションを守れ!」といいます。

 

↑の画像みたいに、どの指でどのキーを打つかというのが決められていて、これを守れといいます。

本サイトの「0から始めるタイピング」でも、そう教えてます。

確かに、「業務に支障が出ないレベルでタイピングができるようになる」のが目標なら、それで十分です。

ただ、「タイピングを極めたい」という人。 そういう人は、ブラインドタッチを習得してない初心者のうちから、ホームポジションや基本運指(どのキーをどの指で打つか)のルールを守るべきではないと思ってます。

守らなくてもいいのではない、守るべきではない。

「タイピング 初心者」とかで検索すると、まぁ間違いなく「ホームポジション、基本運指を守れ」って記事しか出てこないと思います。

が、実はタイピング業界のディープな人達の間では意見が割れてるテーマなのです。

僕としては、ほんとにタイピングでトップを目指すならば、ホームポジションは守らないべきと断言しています。

1、トップレベルのタイパーはホームポジションを守ってない

この前、棒大会で日本一になったタイパーの方も言ってました。

「トップレベルのタイパーで、ホームポジション守ってる人なんていなくない?」

そう、そうなのです。 タイピングが早い人達、それこそ日本で10本の指に入るような人達の多くは、ホームポジションや基本運指を守ってないです。

たとえば↓の画像は、日本トップクラスのタイパー「みり」さんが公開している指の運指表です。

(http://unsi.nonip.net/user/149 より転載)

 

普通の運指じゃないのはもちろんのこと、「同じ指を同時に使うときは一つ隣の指を使う」と書いてある通り、場面によって柔軟に指を使い分けています。

さらに、↓の画像はもっとわかりやすく変態です。

(http://www.geocities.jp/c_k_iidx/type/unshi.html より転載)

これはo-ckさんという方で、昔、超速度でタイピング界の話題を席巻した伝説といえるタイパーです。ほぼどのキーも、複数の指で担当しています。

 

僕の主観では「初心者のときからホームポジション守ったことない」という人が、本当にタイピングのスピードがやばい人が多いと思ってます。

ちなみに上に上げた2名も、初めからホームポジションは守っていなかったそうです。

2、なぜホームポジションを守らないと速いのか

たとえば「うようよ」と打ってみてください。

UYOUYO

これ、右手だけで打つことになりますよね。

じゃあ今度は、「UYOUYO」のYだけを左手で打ってみてください。

さきほどより速く打てませんか?

そう、どの指でどのキーを打つのが一番速いかは、文字の組み合わせによって変わってくるのです。

しかし、従来の方法だと、1つのキーに対して、1つの指しか対応していません。Yは右手人差し指のみです。

これだと、単語によってはかなりタイピング速度が落ちます。

しかし、初心者のうちからホームポジションをあえて守らず、1つのキーに対して、複数の指で打つことに慣れていけば、「文字の組み合わせによって最適な指を打ち分ける技術」を習得できる可能性があります。

3、限られた人間だけ?

初心者のころからホームポジションを守らず打つという人は、どういう人達でしょうか。

タイピング練習ソフトや、初心者用のタイピングサイトなどでは、「ホームポジションを守りましょう」と口硬く言っているので、こういうソフトやサイトに触れてきていない人でしょう。

そうなると、独自にタイピングを練習してきた人達で、当然ブラインドタッチを習得する方法なども知らないはずで、ブラインドタッチを習得できないなら速くもなりません。

僕の周りにも、ホームポジションを守らない人はたくさんいますが、ほとんどはブラインドタッチができず、タイピングも遅いままです。

つまり、初心者のころに独自にタイピングを練習して、でもなぜかブラインドタッチを習得できて、かつめちゃくちゃ練習したという選ばれた人達が、今のトップタイパー達といえるのかもしれません。

(ブラインドタッチの習得方法はこの記事を参照)

4、トップレベルになる方法

しかし、逆にいえば、ブラインドタッチを習得する方法を抑えておき、かつホームポジションを守らないように練習すればトップレベルになれる可能性は十分あるのではないでしょうか。

・ブラインドタッチを習得する方法を知っておく

・でもホームポジション、基本運指は守らない

・1つのキーに対して、複数の指で打ちわけることを意識する

・めちゃくちゃ練習する

ただ、ブラインドタッチの習得が、従来のホームポジションを守る場合よりかなり難しいと思われます。

そのため、タイピングソフトやタイピングサイトなどで、根気よく練習する必要があります。

 

今回、タイピングを極めたい方に向けて記事を書きましたが、そういう人を除いたら、基本のホームポジションを守ってタイピングをするのがいいと思うので、注意してください。